影響力の武器

 昨日の質問で、「影響力の武器」を調べていたら、あまりにも有名な本なのに意外にも、詳しい目次が少ないのがわかりました。10年ぐらい前に読んでみましたが、よくある書評に書いてあることとは、ちょっと印象が違いますので、ご自分で実際に読んでみることをお勧めします。
 アメリカでは高校の授業に心理学がありますが、日本では、大学の教養まで待たなければなりません。日本でも、心理学が高校の授業で受けられて、一般常識になるといいと思います。 (^_^;

※参考URL
http://q.hatena.ne.jp/1290018687

『影響力の武器−なぜ、人は動かされるのか−』ロバート・B・チャルディーニ(著)

1.影響力の武器

 ・カチッ・サー
 ・てっとり早い方法に賭ける
 ・利益を得るのは誰?
 ・柔道

2.返報性
 −昔からある「ギブ・アンド・テーク」だが・・・・

 ・返報性のルールはどのように働くか
   返報性のルールの威力/返報性のルールのために、
   知らぬ間に恩義を感じてしまう/返報性のルールは、
   不公平な交換を引き起こす
 ・譲り合い
 ・拒否させた後に譲歩する
   情報のお返し、知覚のコントラスト、そしてウォーター
   ゲート事件の怪/承諾するも地獄、断るも地獄/わ
   たしの血をどうぞ。また必要でしたら、お電話ください
   /うま味のある、秘密の効果
 ・防衛法
   ルールを退ける/敵をいぶり出す

3.コミットメントと一貫性
 −心に住む小鬼−

 ・一貫性のテープが回る
   一貫性を保つことの便利さ/一貫性にしがみつく
   ことの愚かさ/探す人と隠す人
 ・コミットメントが鍵
   頭で考えることと心で感じること/行動のもつ魔術
   的な力/自分で決めたこと/支えとなる脚をつくる
   /公共の利益のために
 ・防衛法
   胃から送られるサイン/心の奥底からのサイン
 
4.社会的証明
 −真実は私たちに−

 ・社会的証明の原理
   他者がもたらす力/大洪水の後に
 ・死因は・・・不明(確なこと)
   科学的研究/あなた自身が犠牲者にならないた
   めに/たくさん人がいても、その中から一人だけ
   人を選ぶこと
 ・私のマネをしなさい・・・サルのように
   死に至るサルのまね/サルが住む島
 ・防衛法
   自動的な行動に気をつける/よく見渡すこと

5.好意
 −優しい泥棒−

 ・友だちになるのは、影響を及ぼすため
 ・あなたを好きになるのはなぜ?その理由を考えてみよう
   外見の魅力/類似性/お世辞/接触と協同/
   学校へ戻って
 ・条件づけと連合
   パブロフの名前はベルを鳴らすか?/ニュース・
   天気予報からスポーツの世界へ
 ・防衛法

6.権威
 −導かれる服従

 ・権威のもつ影響力の強さ
 ・盲目的な服従のもつ魅力と危険性
 ・内容よりも姿形が重要
   肩書き/服装/装飾品
 ・防衛法
   本当に権威のある権威/ウラのある誠実さ

7.希少性
 −わずかなものについての法則−

 ・少ないものがベスト
   数少ないものの価値/数量を限定することの効果
   /時間の制限
 ・心理的リアクタンス
   大人が示すリアクタンス:愛、銃、そして洗剤
   /検閲
 ・最適の条件
   新たに生じる希少性:貴重になったクッキーと市民
   の争い/希少なものを求める愚かな競争
 ・防衛法

8.手っとり早い影響力
 −自動化された時代の原始的な承諾−

 ・原始的な自動性
 ・現代の自動性
 ・近道は神聖なもの

影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか

影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか