質問のベクトル3重積の覚えやすい覚え方

 質問のベクトル3重積の覚えやすい覚え方を自分でもちょっと考えてみました。
 一番目の公式の場合、BとCを含む平面上にあるので、(係数)B+(係数)Cの形になるが、
行列式で表せる形になっているから、(係数)B-(係数)Cの形で、
係数は、内積でサイクリックになっているってのはどうでしょうか。(^_^;
 二番目の公式の場合、P×Q=-Q×Pだから、-C×(A×B)に変形して、以下同様。
 それから、一番目も二番目も右辺の第一項は、(C \cdot A)Bです。
 あと、行列式で表すと次のようになりますので、形というかイメージで覚えてしまうとかどうでしょうか。(^_^;

  A \times (B \times C)=(C \cdot A)B-(A \cdot B)C
=\left|\begin{array}{cc}B&(A \cdot B)\\C&(A \cdot C)\end{array}\right|

  (A \times B) \times C=(C \cdot A)B-(B \cdot C)A
=\left|\begin{array}{cc}(A \cdot C)&A\\(B \cdot C)&B\end{array}\right|

P.S.
 もう一つ考えてみました。というか、個人的には、こんな感じで式の特徴から覚えていたように気がします。(^_^;
 両公式に共通する特徴は、両方とも真中(のベクトルから)スタートで、次の形をしています。

{真中のもの}({その他の残りのものの内積})−{()の中のもう一方}({他の残りの内積})

A \times (B \times C)=B(A \cdot C)-C(A \cdot B)=(A \cdot C)B-(A \cdot B)C
(A \times B) \times C=B(A \cdot C)-A(B \cdot C)=(A \cdot C)B-(B \cdot C)A

※参考URL
裏EMANの物理学・物理数学・内積、外積の公式
ベクトル三重積の語呂合わせの推敲 : 怜悧玲瓏 〜高校数学を天空から俯瞰する〜
ベクトル三重積公式 < 凌宮数学 (LimgMath)