知恵袋で見つけたラングレーの問題を三角関数で解いてみた。

 知恵袋で見つけたラングレーの問題三角関数で解いてみました。(^_^;
 問題の設定や図は、次の通りです。元ネタは、1995年の算数オリンピックのようです。(^_^;

 a = 12°, b = 36°, c = 48°, d = 24°

 このとき、e = 180°-(36+48+24)°= 72°, f = 180°-(12+36+48)°= 84°
 ふつう、5や10の倍数の角だけの問題でない場合は、式変形で解を見つけるのは難しいことが多いのですが、この問題では式変形で解を見つけることができるようです。
 いつもの様に(cf.)、x,yの連立方程式を立てて、変数部分と定数部分P,Qに分けると、
x+y=36^{\circ}+48^{\circ}=84^{\circ}=P \cdots(1)
\frac{\sin(y)}{\sin(x)}=\frac{\sin(36^{\circ})\sin(24^{\circ})\sin(84^{\circ})}{\sin(12^{\circ})\sin(48^{\circ})\sin(72^{\circ})}=Q \cdots(2)
 (1),(2)から、yを消去して、
\frac{\sin(84^{\circ}-x)}{\sin(x)}=\frac{\sin(24^{\circ})\sin(36^{\circ})\sin(84^{\circ})}{\sin(12^{\circ})\sin(48^{\circ})\sin(72^{\circ})}=Q \cdots(3)
 3倍角の積化公式\sin(3x)=4\sin(x)\sin(60^{\circ}- x)\sin(60^{\circ}+x)から、
 \sin(72^{\circ})=4\sin(24^{\circ})\sin(36^{\circ})\sin(84^{\circ})
 \sin(36^{\circ})=4\sin(12^{\circ})\sin(48^{\circ})\sin(72^{\circ})
Q=\frac{\sin(72^{\circ})}{\sin(36^{\circ})}=\frac{2\sin(36^{\circ})\sin(54^{\circ})}{\sin(36^{\circ})}=2\sin(54^{\circ})=\frac{\sin(54^{\circ})}{\sin(30^{\circ})}・・・(4)
 f(x)=\frac{\sin(84^{\circ}-x)}{\sin(x)}-\frac{\sin(24^{\circ})\sin(36^{\circ})\sin(84^{\circ})}{\sin(12^{\circ})\sin(48^{\circ})\sin(72^{\circ})}とおくと、(4)から、
 f(x)=\frac{\sin(84^{\circ}-x)}{\sin(x)}-\frac{\sin(54^{\circ})}{\sin(30^{\circ})}
 f(30^{\circ})=\frac{\sin(84^{\circ}-30^{\circ})}{\sin(30^{\circ})}-\frac{\sin(54^{\circ})}{\sin(30^{\circ})}=0
∴x=30°は、f(x)=0の解である。

※参考URL
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14256828034
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13206988948
Langleyの問題を三角関数で解いてみた。
Langleyの問題を三角関数で解いてみた。(2)
Langleyの問題を三角関数で解いてみた。(3)